【ebay質問回答】DHL発送の外注化と各国の税関検査について
目次
けいすけです
本日はこの動画
前回に引き続き、動画のコメントで頂いた質問について回答していきます。
コロナウイルスの影響でDHLを使う方も増えていると思います。
今回はDHLの外注化と税関検査、Amasearについての質問について回答・解説してきます。
DHLを促すことへの抵抗について
- Q売れた後にDHLを促すって結構な労力掛かると思います…
日本郵便で送れないところが多いと分かっている中、購入後に言われてもバイヤーさんも出費が増えて気分良くないと思いますが、いかがでしょうか?
- Aぶっちゃけかなり労力がかかっています。
僕も実際にこのやり方(日本郵便設定、購入後にDHLを促す方法)をやっていて、毎日バイヤーさんから来るメッセージの量が物凄いです。ただ「この気分が良くない」という所に関しては、以外とそんなことはないです。
ほとんどのバイヤーさんが今のコロナウイルスの事情を理解してくださっていて、むしろ励まされたりもします。
「こんな大変な時だけど良い日本の商品を頑張って販売して下さい!」だとか「健康には気をつけて下さい」とか言われて、結構感動しています。この(日本郵便設定で購入後にDHLを促す)方法をやろうと思ったきっかけは、バイヤーさんの方から「DHLとかFedexで発送出来ないか?」と問い合わせを4月になってから多く頂いていたということが背景としてあります。
また、オーストラリアのバイヤーさんからは特に多くメッセージを頂いていました。
こういったメッセージが来ることから考えても、バイヤーさんは「追加送料を支払ってでも安心できるDHLの発送を希望している」ということだと思いました。実際に追加送料をバイヤーさんにお願いする方法をやったところ、今までで約6〜7割ぐらいのバイヤーさんから追加送料をお支払い頂けていますね。
残りの方はキャンセルになりますが、キャンセルのバイヤーさんたちからも「また日本郵便が使えるようになったら教えてね!ありがとう!」と気持ち良いメッセージを頂けるので、僕はバイヤーさんの気分を害していないと思っています。
回答補足 DHL金額の入力や翻訳業務の外注化について
加えて、こちらの手間が掛かるやり方(日本郵便設定、購入後にDHLを促す方法)に関しては、現在外注化を考えています。
方法としては、外注さんにDHLと日本郵便の送料の差額や遠隔地手数料とかの割り増し料金について、掛かるか掛からないかまで含めて調査をしてもらい、最終的な追加送料を算出。
その上で、メッセージ雛形にある追加送料の金額だけを入力してメッセージを送ってもらう、という流れを考えています。
ただし先ほども言ったように、このやり方を取るとバイヤーさんからのメッセージが凄く増えます。
こちらについて、僕は翻訳外注さんを雇って解決しているのですが、外注さんの報酬を来月から1.5倍にする予定です。
このやり方は、いかに翻訳外注さんが頑張ってくれるかという所がキーポイントで、実際にかなり負担をかけてしまっています。
先ほど挙げたDHLの外注化を考えているという方や、すでに同じやり方をやっている人は、翻訳外注さんの報酬についても見直していいと思います。
このように手間のかかる外注はどうなの?と思う方もいらっしゃると思いますが、実際にこういった手間の掛かるようなやり方にこそ利益をあげるチャンスが隠されています。
誰もやりたがらない事をやる=他のセラーとの差別化、です。
実際にこのやり方を初めてから、かなり売上・利益が伸びてきています。
現在コロナウイルスの影響でebayをやっている人はかなりきつい状況ですが、僕の考えが少しでも役に立てれば嬉しいです。
税関検査でNGとなった場合
- Q配送先の通関でNGになった場合どの様な流れになるのでしょうか?
没収でしょうか?また、返送の場合はその送料はどうなるのでしょうか?
- A相手国の税関でNGになった場合は、返送か没収という形ですが、僕自身は没収された経験はありません。
没収について僕は経験ありませんが、谷村さんが1度だけドイツに発送した際、没収されたそうです。
実はヨーロッパには「CEマーキング」というEUが定めた安全性能基準の規則があり、こちらのマークがついている商品は一定の基準を満たしている商品だという事が証明されているようです。
このマーキングが付いていない商品はその国の税関でストップされてしまう事があるそうです。
ドイツの税関はこのCEマーキングのチェックが特に厳しく「ECマーキングがない」との理由で返送された事があります。
他のEUの国ではこのCEマーキングが原因で返送された事はなく、ドイツのみ返送対応されたそうです。
その時の状態は、外箱のみで中の商品は没収されていたとのことでした。
回答補足 商品の返送に遭わないためには
当然ですが、相手国の税関で通らず返送されてきた場合は、送料は返ってきません。
ですので、商品の返送に遭わないためにはまず「禁制品」に気をつけましょう。
国によっては、どこに問題があるのか分からない意外なものが禁制品として指定されていることもあるので、商品が送ったことないジャンルだった場合は、しっかりと禁制品のチェックをしたほうがいいです。
また、税関で止まりやすいメジャーどころの国をあげるとオーストラリアとブラジルが挙げられます。
オーストラリア向けの発送は食品系に注意
オーストラリアについては過去の動画でも話していますが「食品系」に注意しましょう。
野菜などのイラストが描かれたダンボールで荷物を送ると、病原菌のチェックがはいり、返送や処分される可能性があります。
対策としては、ダンボールをガムテープで巻いてイラストを隠す、もしくは無地のダンボールで送るようにしましょう。
こちらの動画の9:50から、オーストラリア向け発送の注意点について解説しているので、是非チェックしてください。
ブラジル向けの発送はCPF番号に注意
ブラジル向けの発送についてですが「CPF番号」を伝票に記載しないと返送されてしまうので注意しましょう。
CPF番号とは、日本で言うマイナンバーのようなものです。
ブラジルのバイヤーさんから注文が入ったときは、まずバイヤーさんにメッセージを送ってCPF番号を聞いてください。
そして、伝票のバイヤーさんの名前の横にCPFを記載しましょう。
例)バイヤーネーム CPF:123456789
加えて、梱包した際にダンボールにも目立つように大きくCPF番号を記入しておくとより安全です。
これはブラジル経済省が設定した規約なので、日本郵便に限らずDHLでも同様です。DHLのページにもこのように記載されています。
DHL Eメールシップ
それぞれの国によって禁制品などのルールは変ってきますので、不安な場合はJETRO等に電話で問い合わせることをおすすめします。
Amasearでの情報漏洩が心配
- QAmaserを使っていく上でAmazonのアカウントを登録する必要がありますが、これによってアカウントの乗っ取りやクレジットカード情報の漏えいが心配です。
- A過去にAmasearで1000件以上仕入れをしましたが、1回もそのようなことはありませんでした。
Amasearとは、アマゾンの商品を監視して安値で商品が復活した際、自動で刈り取り注文まで行うというツールです。
AmasearはAmazonアカウントと紐付けする必要があるので、その時に情報漏えいが起こったりしないのか?という質問です。
Amaserについてはこちらの動画で使い方を詳しく解説しています。とても便利なツールなので、是非参考にして使ってみてください。
これに関しては経験則や他の方の報告からお答えすることしか出来ませんが、僕自身の経験から言うと漏えいしたことはないです。
また、過去にはコンサル生の方にガンガン使ってもらっていました。
月に何百と仕入れていた方もいましたが、漏えいしたと言う報告を受けたことはありません。
今後もAmasearの情報漏えいについては情報を集めていきますので、また何か分かり次第情報共有していきます。
今回の質問は以上となります。今回も質問してくださった皆様、ありがとうございました。
僕らも、こういった反応があるとモチベーションアップに繋がります。
今後も是非質問などコメント欄から頂けると嬉しいです。
それでは今日はこのへんで。
がんばっていきましょう!
けいすけ
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