Keisuke
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eBay輸出コンサルタント けいすけブログ

【ebay輸出】Fedexの通関代行手数料と禁制品について

けいすけです。
本日はこの動画

youtubeのコメントへいただいたご質問に回答していきます。

FedExを使用した文房具(万年筆)の発送について

QFedExで文房具(万年筆)を発送する際、営業さんから「必要な書類をご自身で確認の上で発送時に必要書類をご準備の上で発送いただいております。」とご連絡をいただきました。
この時必要な書類は、自分で準備し添付する必要があるそうで、営業さんや税関に問い合わせたりネットで検索したりしましたが、書類に関する詳細な回答が得られませんでした。
ご経験上、FedExを使っての文房具(万年筆)時に添付する書類がおわかりになるようでしたらご教授ください。

 

A万年筆に関しては中のインクが規制の対象となっていますが、発送地域によって申請の有無が変化します。

 

まず万年筆に関してですが、こちらは中のインクなどに「科学物質を含む液体に関しての航空便の規制」があります。
この規制に関しては世界的に厳しいようです。

例えば、アメリカは「TSCA(有害物質規制法)」という規定に沿って化学物質の管理が行われているということでした。
このようにインクなどの化学物質を含む製品は荷受人、つまりバイヤーさんがこの規定を管轄している「環境保護庁」に申請の書類を提出する形になっています。

ですので、アメリカに発送する場合はセラー側で特に書類を提出する必要はありません。

またセラー側では、インボイスに

  • 荷受人
  • 輸入者の名前
  • 電話番号
  • メールアドレス

を記載しなくてはいけません。

また、アメリカ以外の国もインクなどの化学物質を含む液体に関しての航空便の規制が厳しいそうで、インクの種類によっては「どういったインクの成分が含まれているか」を証明する書類を通関時に提出をしないといけない可能性があります。

この提出する書類というのはおそらく「SDS」と呼ばれる安全データシートになると思います。
安全データシートとは「有害性のおそれがある化学物質を含む製品を提供する際に、対象化学物質等の性状や取り扱いに関する情報を提供するための文書」のことです。
この安全シートはメーカーへ問い合わせて貰う事になります。

FedExを使用した腕時計の発送について

 

Q腕時計の発送時に必要となる書類について、情報を教えていただきたいです。

 

A書類などは特にありませんが、商標登録されている商品は正規代理店でないと引き受けができなません

 

商標登録されている時計」は発送者、荷受人共に(つまりセラー、バイヤー共に)正規代理店でないとFedexの場合は引き受けができません
この商標登録されている時計とは、主に有名なメーカーの時計になります。例えばロレックスやシチズンですね。

正規代理店でないのにも関わらず「商標登録されている時計」を発送して通関で止められた場合は、没収や罰金を課せられることがあるようですので、商標登録されている時計は発送しない方がいいです。

商標については、以下の特許庁のページから検索できます。

https://www.jpo.go.jp/support/startup/shohyo_search.html

この特許情報プラットフォームをクリックすると、このように商標を簡易検索できるページに飛びます。

検索の仕方は、このページに記載してありますので参考にしてください。

検索をする際は、商標の所から「商標検索」をクリックします。

そうしたらこういったページになりますので「出願・登録情報」を選択して、検索項目をプルダウンから「称呼(類似検索)」を選択してください。

キーワードを入力する部分は全角カタカナでキーワードを入力してください。今回は「セイコー」と入力しました。

するとこの方に検索結果が出てきますので、セイコーの時計は商標登録されている=Fedexでは引き受けができない、という事になります。

商標登録されていない腕時計であれば発送できるので、腕時計を発送する場合は商標登録されていない時計のみにしておいた方が良いです。

この商標検索のリンクは以下になります。出品の際にぜひ使ってみてください。

💻🔻商標登録、検索ページ🔻💻
https://www.jpo.go.jp/support/startup/shohyo_search.html

DHLの通関代行手数料について

 

QDHLサービスとは、おそらく通関代行手数料のことのようですが、これは「関税に関する注意書き」の範囲内で一般的にバイヤーが支払うものという理解で合っていますでしょうか?

 

Aそちらの認識で問題ありません。

 

通関代行手数料については、原則バイヤーが支払うという認識で問題ありません。

この通関代行手数料というのは、通関手続きをおこなうときにかかる関税を、相手国のDHLもしくはDHLが委託している業者が立て替える際の立替納税手数料というものです。
こちらの手数料は関税と同様に、発送先の国によって変わってきます。

「この手数料を事前に把握できるかどうか」というところについてですが、発送元が事前に把握することはできません
どうしても確認したいという場合は、バイヤーさんに現地のDHLへ問い合わせしてもらう形になります。

ですので事前に把握した場合は、バイヤーさんに協力してもらう必要が出てきます。

日本郵便とFedExの通関代行手数料について

 

Q通関代行手数料は、日本郵便でもFedExでも発生するものでしょうか?

 

A日本郵便はかかりませんが、FedexはDHLと同じようにかかります。

 

通関代行手数料についてですが、日本郵便はかかりません。
ですが、FedexはDHLと同じように発生します。金額についてはFedexも発送先の国によって変わってきます。

こちらの手数料は、商品価格に応じて変化します。

https://www.dhl.co.jp/content/dam/downloads/jp/express/ja/shipping/rate_guides/dhl_express_rate_transit_guide_jp_ja.pdf

上記URLはDHLの公式資料になります。

こちらでは「立替納税手数料」の「追加料金」という部分で「1,000円、または立替額の2%のいずれか高い方を適用」という算出の仕方をしていますが、これは輸出ではなくてDHLで輸入したときの追加料金を指しています。

立替額の2%のいずれか高い方を適用」ということなので、関税や消費税が高くなるほど「立替納税手数料」も割増されるということになります。

加えて、関税や消費税は商品金額に対しても規定の税率がかかってくるので、全体的に見ても「商品価格に応じて変動」します。

この「1,000円、または立替額の2%」というのは、あくまで日本のDHLのサービス料金になりますので、相手国によってこの比率も異なるということです。

補足として、保管費用や手数料などが原因で受取拒否されたときの差し戻し料についても同様で相手国によって変化します。

バイヤーさんとのやり取りの中で「通関代行手数料についてクレームを受けた」という声も聞きますので、クーリエで発送する場合はテンプレの文章を作り、落札後に必ずメッセージするようにしたほうがいいですね。

こういった場合のテンプレとなる文章も、以前に公開した雛形と同じような形でまた動画で紹介していきます。

 

今回いただいた質問は以上となります。
また何か動画や記事の中でわからないことや質問があれば、YouTubeのコメント欄までよろしくお願い致します!

 

それでは今日はこのへんで。
 

がんばっていきましょう!

 

 
けいすけ

 

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