2019年秋期セラーアップデート
目次
以前におこなった承継勉強会での、谷村さんの話の一部抜粋版をアップしました。
eBayは細かいアップデートが非常に多く、
プラットフォームで販売する上で、細かい規約をしっかり把握することは売上に直結します。
ぜひ参考にしてください。
Marketplace Updatesについて
Marketplace Updates(マーケットプレイスアップデート)ではまず、
バイヤー向け支払い方法(Maneged Payment)の追加がありました。
Google pay・PayPal・PayPalクレジットが新しい決済方法として追加されています。
セラー主導による全額または一部の返金機能の追加
セラーはバイヤーに対して、Seller Hubから直接、またはIssue Refund APIを通じて全額または一部の返金を行えます。
今までPayPal上からしかできなかった返金が他で可能になりました。
日本人セラーへの早期導入が望まれます。
合わせてセラーハブの画面で、発送期日・バイヤーの住所・メールアドレスなどが詳細に表示されるようになりました。こちらは全員に適用されています。
Offers to buyersの新機能追加
従来はウォッチを入れているバイヤーのみにオファーが可能でカウンターオファーも不可だった所を
カートに入れたまま5日以内に購入していないバイヤーに対してもオファーが可能になりました。
カウンターオファーも5回まで可能になったので、値段交渉も5回まで可能になりました。
マルチユーザー・アカウントアクセスの導入
今回のアップデートの目玉の一つです。日本人セラーにも随時導入されていく予定です。
出品だけ、顧客対応だけと一部だけ任せたいスタッフへ、機能制限を設けた形でebayアカウントに複数の人間が同時ログイン可能になりました。
これまではアカウント全てを公開する必要がありましたが、顧客対応のメッセージ機能だけといった風に限定的な公開に止められるようになりました。
利用方法はebayジャパンのセラーアップデートのページにあります。
Growth Tools(売上向上ツール)について
モバイルアプリからPromoted Listingsの新規作成と管理が可能になりました。
しかし、現時点で試した段階ではまだ全員に適用されておらずできませんでした。
アプリのバージョンでも変わってくるとのことです。
重複出品の自動削減機能が追加されました。
同じ商品・セラー・タイトルで2品出品としているとebayから自動で削除されるようになるそうです。
Seller HubでTerapeakが利用可能になりました。これはもう実装されていますね。
ただ、現状はテラピークに直接ログインして利用したほうが、確実なデータが取得できます。
Seller HubからのTerapeakはまだプロトタイプ版と認識してもらえればと思います。
Promoted Listingsの表示強化について
こちらについてはまだ具体的なお知らせは出ていません。
しかしebayでも年々需用を促す機能が強くなっていますから、注目度は高いです。また追加で情報があれば流していきます。
Inventory Optimization(在庫の最適化)について
従来あったカテゴリーの内訳が変更になります。
item specificsのアップデート
Toys、Fashion、Home & Garden、Collectibles、Media & Gift Cardsは必須になるitem specificsが増えます。実際に出品作業をしていて気付いた方もいるかもしれません。例えば万年筆はマテリアルが必須になりました。
2020年の初旬からElectronics、Home & Garden、Fashionのカテゴリーで、更に新しい必須条件が増えるという情報もあります。重点的に出品している方は、チェックをお勧めします。
今回のアップデートではPromoted Listings の重要度が高まっているというebay側の意向が感じられます。item specificsのパーセンテージを表示して、できる限り埋めてもらおうとするのもそうです。
Seller Protections & Policy Updatesについて
Top Rated Sellerに対してセラー保護を強化しています。具体的には以下のものがあります。
・「商品が説明と異なる」という虚偽の理由でのクレームに対する保護
・30日以上の返品ポリシーを提供するTRSの場合、バイヤーが「説明と異なる」商品だったという虚偽の理由でのクレームがあった場合、返品ごとに最大$6の返品シッピングラベル・コスト(送料)を払い戻される。
・ネガティブまたはニュートラルなフィードバック、ディフェクト、サービスメトリクス内のオープンケースを自動的に削除。
・返品商品に対する最大50%の返金額控除
・30日以上の返品ポリシーを提供するTRSは、使用や傷みにより価値の低下した返品商品に対し、返金額を最大50%に削減可能に。
・ネガティブまたはニュートラルなフィードバック、ディフェクト、サービスメトリクス内のオープンケースを自動的に削除。
これらはほぼ日本には導入されていませんが、ネガティブまたはニュートラルなフィードバック、ディフェクト、サービスメトリクス内のオープンケースを自動的に削除だけは、日本のTop Rated Sellerにも反映されます。
ポリシー違反に対する改善猶予
従来はセラーがポリシー違反となった際は出品商品はebayから完全削除となり1から再出品する必要がありました。しかし、今回のアップデートから出品商品が一時的に非表示となるだけで、改善が行われ復帰できた後には元に戻るようになりました。
・Return Policyの簡素化について
2020年2月から
「No Returns」「30-day returns」「Free 30-day returns」「60-day returns」「Free 60-day returns」
の5つのポリシーに整理されます。
※Collectibles&Art、Cameras&Photo、Medical&Mobilityの各カテゴリについては、「14-day returns」が提供可能でJewelry & Watchesに関しては11月上旬より「14-day returns」が提供可能になります。
それでは、今日はこのへんで。
頑張っていきましょう!
けいすけ
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