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eBay輸出コンサルタント けいすけブログ

【eBay輸出】フリーリターン(Free Return)のメリットや設定方法を徹底解説

けいすけです。

今回はeBayで設定できる返品方法の一つ「フリーリターン(Free Return)」を解説します。

eBay輸出を行っていく上で、返品は避けることができません。

返品送料をセラーが負担するためデメリットが多そうなフリーリターンですが、eBayならではのセラー保護メリットもあります。

ぜひ最後まで確認してください。

eBay輸出の出品はフリーリターンにするべき?

結論から言うと、フリーリターン設定で出品するのがおすすめです。理由はデメリットよりもメリットの方が多いから。

そもそも、eBayでは返品に関して以下5つの設定が可能です。

返品を受け付ける場合は、期間と返品送料の負担者をそれぞれ設定します。

  • 返品を受け付けない
  • 30日間のバイヤー支払いの返品
  • 30日間の無料返品
  • 60日間のバイヤー支払いの返品
  • 60日間の無料返品

このうちフリーリターンとは、返品の理由にかかわらずセラーが送料を負担する「無料返品」を指します。

フリーリターン(Free Return)にするメリットは?

フリーリターンはセラーが返品送料を負担するため損な設定に見えますが、実際はメリットの方が多いです。フリーリターンのメリットを見ていきましょう。

最大50%引きでの返金が可能

返品リクエストを受けて商品が返送されてきたら、セラーはバイヤーに商品代金を返金します。このとき、返ってきた商品の状態が発送時と異なれば、全額返金ではなく50〜100%の間で返金額を設定することが可能です。

発送時と異なる状態というのは、もともとは新品だったのに開封されていたり、発送時にはなかったダメージがあったりということです。これらの理由からたとえば、商品代金の80%のみをバイヤーへ返金した場合、残りの20%はeBayが負担してくれる仕組みとなっています。

なお、商品が売れると落札手数料がeBayから取られます。この手数料は80%以上の返金を行なった場合は返ってきますので、高額商品の返金時は落札手数料も考慮に入れて返金を行うようにしてください。

返品された商品の価値が損なわれるリスクをeBayも負ってくれるのはフリーリターン最大のメリットと言えます。

コンバージョン率の上昇

フリーリターン設定に変更することで、バイヤーにとって購入のハードルが下がり、コンバージョン率(=商品閲覧された中から実際の購入に至った割合)の上昇につながることがデータで確認されています。

(出典:eBay「無料返品(Free Return)のメリット」より)

こちらはeBayが発表している2017年第3四半期のデータに基づいて算出された数値です。フリーリターン設定に変更することで、購入される確率が上がっていることが分かります。もちろん、購入率の上昇を保証するものではありませんが、リターンポリシーを検討する上で参考になるデータと言えるでしょう。

コンバージョン率はセラーハブのperformanceから確認できます。セラーハブのperformanceの見方についてはこちらの記事で解説しています。

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SEOに良い影響がある

フリーリターンはバイヤーにとって安心して購入ができる要素の一つとなります。そのため、SEOに効果的で検索において上位表示されやすくなります。

露出が増えることで更なる販売促進効果が期待できるでしょう。

フリーリターン(Free Return)にするデメリットは?

セラー・バイヤーの両者にとって安心なフリーリターンですが、デメリットもあります。それは、バイヤー都合による返品(サイズが合わない、ほかでより良いものを見つけた)でも、セラーが返品送料を負担しなければならない点です。

送料はサイズと重量で決まりますが、大きいものや重いものだと1万円以上の送料がかかることもあります。この場合、商品の価格によっては返送を依頼せずに全額返金で済ませる方が得策でしょう。

その都度商品の価格やサイズ等を考慮しながら最もコストが抑えられる方法を選ぶことが大切です。

フリーリターン(Free Return)の設定方法は?

フリーリターンの設定方法を解説します。

まずは以下URLからビジネスポリシーの設定画面へ入ってください。

https://www.bizpolicy.ebay.com/businesspolicy/manage

 

「Create Policy」から「Return」を選択します。

 

リターンポリシーを設定します。

  1. ポリシー名を決めて入力します。
  2. アメリカとアメリカ以外の国でそれぞれリターンポリシーを設定します。
    返品期間を14、30、60日の中から選び、返送負担を「Seller(Free Returns)」とします。
  3. アメリカとアメリカ以外の国の両方が設定できたら「Save」をクリックして完了です。

フリーリターン(Free Return)の注意点は?

フリーリターンのメリットとして、バイヤーへの返金を50%の金額まで抑えられるとお話しました。しかし、できるだけ返金額を抑えるためにいつも50%しか返金しないというのは、やめておきましょう。

実際に返品された商品の状態をeBayから確認されるわけではありませんが、50%しか返金しない状態を継続したことでeBayからどう判断されるかは分かりません。今後もeBay輸出を続けていくのであれば、良識の範囲内で返金額を決定するようにしてください。

ネガティブフィードバックを受けても大丈夫?

「一部返金しかされなかった」など、返金に関するネガティブフィードバックを受けた場合は、eBayに連絡すれば削除してもらえます。

ただし、「商品の梱包が良くなかった」「商品のコンディションが説明と違った」など、eBayやフリーリターン制度に関係のないフィードバックは削除してもらえませんので注意が必要です。セラーとして落ち度が無い対応を心がけましょう。

フリーリターンで出品しよう

オンラインで買い物をする人の多くは購入時の判断材料としてフリーリターンに対応しているかどうかも見ているものです。

フリーリターンはセラーもバイヤーも安心して取引ができるように設定された返品制度です。

ぜひ活用して販売の拡大を目指しましょう。

 

それでは今日はこの辺で。

がんばっていきましょう!

 

けいすけ

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