【 eBay輸出】Below Standardになったときの対処法
目次
けいすけです。
eBay輸出を行っていく上で評価やアカウントレベルはとても重要です。
特に避けていきたいのは、セラーレベルの低評価を意味する「Below Standard」。
今後、eBay輸出を長く行っていくのであれば「Below Standard」になってしまった場合のデメリットや、対処法を知っておく必要があります。
当記事ではBelow Standard になった時の対処方法について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
また、評価の集め方の記事は以下で紹介しているので、こちらもチェックしてくださいね。
【eBay輸出】出品前にやるべき評価稼ぎの注意点を徹底解説!
eBay輸出でBelow Standardになったときのデメリット
Below Standardになってしまうと以下のデメリットがあります。
- 落札手数料の6%追加
- 検索結果の下位表示
- 最短で60日後にストアがベーシックに降格
- プロモーテッドリスティング利用不可
- リミットアップ不可、出品数制限
- 資金保留の可能性
- アカウント凍結の可能性など
正直、Below Standardになることのメリットは1つもありません。
売上と信頼をなくしてしまうことに繋がるので、避けていきたいところですね。
そこでまずは、あなたのセラーレベルレベルを確認する必要がありますので、僕と一緒に確認していきましょう。
セラーレベルの確認方法
Seller Hub の中の「Performance」を選択し「 Seller level 」をクリックしましょう。
通常の状態だと Top Rated または Above Standard と表示されています。
これがBelow Standardという赤い文字に変わってしまうと、リミット数が大幅に減らされてしまったり、アカウントサスペンドの危機に陥ります。
Below Standardになった原因を突き止めよう
まずは、なぜBelow Standardになってしまったのか、原因を知る必要があります。
原因が分からなければ、今後、アカウントが回復したとしても同じ過ちを繰り返してしまう可能性がありますし、対策もできないからです。
確かめ方は、まず「Your seller level」ページの「Region」をUSAになっていることを確認しましょう。
次に同ページの以下の項目をタブをクリックしてチェックしてください。
- Transaction defect rate
- Cases closed without seller resolution
それぞれ解説します。
Transaction defect rate
Transaction defect rateが2%を超えていませんか?
ここの項目は「取引不良率」を表します。
- 在庫切れによるセラー都合のキャンセルした
- 解決しないままケースがクローズした
無在庫販売している場合は、仕入れようとした時点で売り切れていたり、販売価格が高騰し、赤字になってしまうため在庫切れでキャンセルしたことがあるかもしれませんが、あまりにも回数が多すぎると要注意です。
Cases closed without seller resolution
Cases closed without seller resolutionが0.3%を超えていませんか?
ここの項目はセラーとバイヤー間で起こった問題に、ebayが介入してバイヤー有利で閉じてしまった回数を表しています。
バイヤーからケースオープンされているのにも関わらず無視して放置していると要注意です。
300件に1件、このようなケースがあると、Below Standardになってしまうので、きちんと対応しましょう。
Below standardになった時の対処方法
では、セラーレベルをどうやって回復していけば良いのかというと、3つの事を頑張ってください。
- これ以上 Defect の数を増やさない
- カウントを減らすことが出来ないか確認する
- 取引数の母数を増やす
それぞれ解説します。
これ以上 Defect の数を増やさない
まずは、在庫切れによるセラー都合のキャンセルの件数をこれ以上増やさないこと。
ケースオープンされた場合、無視せずにきちんと対応することが大切です。
これらをまず守れば、Defectが増えることはないので安心してください。
具体的な件数の把握
では、Defect件数の確認方法ですが、まずは上記画像のと赤枠の部分の「%」と「件数」を確認してください。
画像では「0%」で「0of 404」と記載されていますね。
例えばこれが「0.4%」で「 5 of 1,058 」と表示されていたとします。
1,058件の総取引きのうち 5件が問題のある取引としてカウントされてしまったという事です。
カウントを減らすことが出来ないか確認する
在庫切れによるセラー都合のキャンセルの件数は残念ながら減らすことはできません。
しかしCases closed without seller resolutionのなかにはこのようなケースもあります。
- 「きちんと対応していたのに期限内に解決できなかった」
- 「バイヤーからの連絡が途絶えてしまった」など
あくまで真摯に対応していたことが条件ではありますが、eBayに異議を申し立てて1件でも削除できないか掛け合ってみましょう。
取引数の母数を増やす
母数を増やすといっても、どれくらい増やせばいいのかわかりませんよね。
まずは、以下の計算方法を参考にしてください。
- Cases closed without seller resolutionが原因の場合=0.3%以内で回復するので「母数=件数÷0.003」
- Transaction defect rateが原因の場合=0.5%以内で回復するので計算の仕方は「母数=件数÷0.005」
今回は、Cases closed without seller resolutionが原因で1,058件の取引中5件のDefectがカウントされているケースを例にして計算してみます。
まず計算式に当てはめると「5÷0.003=1666.66 」となります。
つまり、母数を1,667件以上にする必要があるということです。
そのため、Above Standard に戻すためには、1,667-1,058=「609件」増やす必要があるということが分かりました。
結構多いですよね。
しかし、ebayでは特別措置が施されるので安心してください。
特別措置
eBayでは取引数に応じてDefectの有効期間が違うのを知っていますか?
- 400件未満=過去12ヶ月の実績で評価
- 400件以上=過去3ヶ月の実績で評価
つまり、3ヶ月のうちに400件以上の取引をすれば、直近3ヶ月の実績で評価されるため、この間にトラブルがなければより早くAbove Standard に戻せる可能性が高まります。
現在の取引件数の確認方法
セラーレベルページの「See monthly breakdown 」をクリックしてください。
すると月に販売した個数と金額の一覧が出てきます。
例えば、今が5月だとすると、2か月前の3月と4月の取引数を確認し、合計400個にするには、今月あといくつ売る必要があるかを把握しましょう。
3月と4月で200個販売していたら、あと200個売れば回復に近づくということです。
ただ、これは一時的に回復する処置なので、全体の%がちゃんと3%以下になるまでは、3ヶ月で400個の販売を達成できなかった時点で、また評価の有効期間が1年に戻り Below Standard になってしまうので注意してください。
正直、3ヶ月で400件は簡単な作業ではありません。
この間は、薄利多売になっても良いので、折り紙や100均の商品、ゲーム・カードのバラし売りなど安くて回転率のいい商品を一時的に大量出品するのが早いと思います。
ちなみに、eBayに確認したところ、ひとりのセラーが10個まとめて買った場合でも、売れた商品の個数でちゃんと取引数10としてカウントされるそうです。
Below Standardになっても焦らず対処すれば回復できる
今回は、Below Standard になったときの対処法を紹介しました。
もし、Below Standard になってしまった時に起こることは以下の通りです。
- 落札手数料の6%追加
- 検索結果の下位表示
- 最短で60日後にストアがベーシックに降格
- プロモーテッドリスティング利用不可
- リミットアップ不可、出品数制限
- 資金保留の可能性
- アカウント凍結の可能性など
いいことは1つもありません。
記事内では、セラーレベルの確認方法や、原因の突き止め方、対処方法を解説しています。
最近コンサル生でも Below Standard に悩まされる人が少し出てきました。
それだけ色んなケースに直面するほど頑張っている証拠でもあるのですが、実際に直面すると焦りますし気持ちが少し落ち込む出来事でもあります。
できれば事前に避けられるといいですよね。
ぜひ、当記事を参考にしながら、アカウントの状況はこまめにチェックするようにしましょう!
それでは、今日はこの辺で。
頑張っていきましょう!
けいすけ
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